花粉症

日本人の方なら、誰もがご存知の花粉症の治療は、耳鼻咽喉科で行っています。

基本的には、花粉症とはアレルギー性の鼻炎であり、
スギやヒノキ、イネ科の植物などの花粉に対して、アレルギーを起こして
くしゃみや鼻水、目のかゆみなどを起こします。

治療としては、アレルギー性の鼻炎の治療と同じように、
薬の内服や鼻への薬の吸入を行い、アレルギー症状の改善を
行っていく療法が主なものになっています。

患者数が多く、大変有名な疾患のため、
花粉症を専門とした医師も多く、
研究も日々進んでいます。

症状に合わせた治療法も確立されてきており、
まずは医師の診察を受け、自分にあった治療を進めていくことが大切です。

副鼻腔炎

副鼻腔炎とは、私たちにとって大変身近な病気で、患者数も多い病気です。
基本的な症状は、頭痛や鼻づまり、歯の痛みや目の痛みなどがあります。
副鼻腔というのは、鼻の脇や目の間、眉の上の部分にある空洞のことをいいます。
鼻の炎症が進み、副鼻腔にまで進行してしまったケースを副鼻腔炎と呼んでいます。

副鼻腔炎には、急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎があります。
急性副鼻腔炎は、風邪などからきた鼻炎が原因となり、発症します。
副鼻腔に腫れや痛みの症状が出たり、鼻から膿が出る、発熱するなどの症状がでます。
慢性副鼻腔炎は、急性副鼻腔炎が長引くことで、発症します。
蓄膿症と呼ばれています。

症状としては、あまり痛みがないのが特徴です。
鼻づまりや鼻汁の色が黄色や緑色になり、鼻の充血の症状が出ます。
症状が2ヶ月から3ヶ月ほど続くと、慢性副鼻腔炎として診断されることが多いようです。

鼻中隔彎曲症

左右の鼻の穴を隔てている、仕切りのような部分を鼻中隔と呼びます。
鼻中隔は本来、鼻筋に対してまっすぐなっているのですが、
極端に曲がり、その曲がりのせいで鼻づまりなどを起こしてしまうことがあります。
そういった状態のことを「鼻中隔彎曲症」と呼んでいます。

鼻づまりのほかにも、鼻からの出血を引き起こしたり、
神経が刺激されることによって偏頭痛を起こしてしまうなどの症状があります。

治療にあたって、対処療法として点鼻液で鼻づまりを解消したりすることがあります。
しかし、こういった対処療法はかえって症状を悪化させてしまう可能性もあるため、
注意が必要といわれています。

このように治療を行っても改善が見られない場合は、
手術をして矯正する必要があります。