急性扁桃炎

風邪などで免疫力が弱まってしまったときに掛かりやすいのが急性扁桃炎です。
免疫である口蓋扁桃が細菌やウイルスなどと戦うことで、赤く腫れ上がり炎症を起こします。
その状態を急性扁桃炎と呼びます。
口蓋扁桃だけでは病原体に対処しきれず、あごや首に炎症が広がり痛みを起こすことがあります。

症状としては、発熱が主となります。高いときには40度前後出るため、
発熱による全身の倦怠感などもあります。
また、リンパが腫れて炎症を起こすことで痛みが生じます。

治療は細菌を殺す抗生物質を服用することがほとんどです。
また、痛みが強い場合は点滴で薬を投与することもあります。

声帯ポリープ

よく歌手の方などがなる病気で、声を酷使する方や喫煙者に多いといわれています。
症状としては、声が枯れてしまい、声の質が悪くなる、声が止まってしまう、などがあります。

原因は無理に声を出す生活を続けることで、粘膜の充血が起こり、血腫が出来てしまうことです。
声帯にこぶのようなものができ、
そのこぶによって声門がちゃんと閉じず、声帯の振動を阻害してしまうことで声を悪くしてしまいます。

治療として、まずは喉をしっかりと休めることが第一とされています。
喉を休めるとともに、炎症炎症を抑える薬を塗布します。

また、手術を行いポリープを切除することも多くあります。
手術には全身麻酔が必要となり、手術のあとには
およそ1週間ほどは声を出してはいけません。

逆流性食道炎

耳鼻咽喉科というよりも、胃腸科や内科のイメージがありますが、食道炎も耳鼻咽喉科で診察しています。
食道と異のつなぎ目の働きが鈍くなってしまった時に、食道の下にある粘膜が溶けてしまい炎症を起こしてしまった
状態を逆流性食道炎と呼びます。

胸やけを起こしたり、液体が、のどや口の中まで上がってきたり、
胸の痛みや異物感などが主な症状となります。
他にも慢性的な咳やのどの痛みに加え、声が枯れたり喘息などを併発することもあります。

治療としては、食事や日常生活の改善を試みることによって、
器官の働きを活発にしていきます。
また、吐き気やむかつきが強いときには、胃酸の分泌をおさえるために投薬をします。