難病指定されているメニエール病

メニエール病というと、立ちくらみなどがするととりあえずメニエール病かな、という人が多い、名前だけは知っているけれど具体的にどのような病気なのかはほとんどの人が知らない病気です。では、どのような病気なのか具体的に見ていきましょう。
メニエール病は難病指定されており、その原因は未だにはっきりとは特定できていません。内耳に原因があるということだけが分かっています。
メニエール病は男性よりも女性に多い病気です。30代後半~40代前半の女性に、最も多い病気とされています。10万人辺りおよそ30人が発症しているという、決して珍しいわけではない病気です。
メニエール病の特徴としては、めまいが突発的に起こることが挙げられます。それも一瞬ではなくて、30分から長い時では数時間と、とても長い時間めまいが続きます。めまいの他に、吐き気や嘔吐、冷や汗や、顔面蒼白になってしまったり、頻脈になったりする、などの症状があります。
メニエール病は、主に薬による治療が行われます。利尿剤系統の薬が使われることが多いです。ビタミン剤や末梢血流改善剤などを内耳の神経活動や内耳の神経活動を改善するために、投薬されることもあります。薬で症状を改善できず、聴力が少しずつ失われていく場合などもあり、そのような時は手術する場合があります。
メニエール病は、早めに治療を開始することで病気の進行を遅くしたり、治癒させたりすることができます。放っておくともう治らなくなってしまうこともあるので、症状が気になるようであれば、早めの診断を受けるようにしましょう。
メニエール病には、厳密な意味でのメニエール病だけではなくて、亜種のようなものも存在します。蝸牛型メニエール病は、めまいはないのですが、難聴・耳鳴りなどがあります。メニエール病と同様、内リンパ水腫を原因とします。
前庭型メニエール病は、めまいのみを症状として挙げられるものです。レルモワイエ症候群は、蝸牛型メニエール病と似たような症状を引き起こすものです。メニエール病は本家亜種含め、内リンパ水腫を原因とします。
多くの芸能人や有名人が、メニエール病であることを告白し、治療を行っています。昨今では今井翼さんが告白したことが広く知られています。早く良くなって、またテレビの前で元気な姿をみたいものですね。